【体験談】ファミサポは怖い?トラブルは?実際に利用した筆者の正直な感想

子育てをしていれば一度は耳にしたことがある『ファミリーサポート』。しかし、実際に利用した人は少なく、利用してみたいけれどどういうサービスなんだろう?怖くはないの?と悩んでいませんか?

私も利用する前はサービス内容もよくわからず、夫はファミサポの利用には心配で反対でした。

ファミサポの利用が不安な方へ、30回以上利用したわたしが実際にファミサポを利用した正直な感想をお伝えします。ぜひ最後までお読みください。

目次

1.       ファミサポとは?利用内容・方法・料金について

ファミサポとは

ファミサポの正式名称はファミリー・サポート・センター事業と言い、子供の送迎や預かりなど、子育ての「援助を受けたい人(依頼会員)」と「援助を行いたい人(提供会員)」が、地域で相互援助を行う仕組みです。

センターは区市町村または区市町村から委託等を受けた法人が運営しており、会員同士のマッチングや提供会員に対する研修などを実施しています。

サービス内容

0歳~小学校6年生までの子供の保育施設、学童クラブや習い事へ送迎、子供の一時預かりをしてくれます。

一時預かりは提供会員宅でも依頼会員宅、その他の場所(児童館や公園)でもOK。その間、家にいても出かけてもよいので、通院やリフレッシュ目的で外出したり、家事や仕事をするために家や近所の公園で見てもらうこともできます。

料金

料金は1時間600円~1000円程度のようです。私の自治体は800円でした。

1時間の中に提供会員宅~援助場所の移動時間が含まれます。

利用方法

まずはファミリーサポートセンターに電話し、利用前に提供会員さんと顔合わせが必要です。顔合わせは利用日の前日でも当日でも大丈夫でした。

利用後に提供会員さんに現金で支払いを行い、活動報告書にサインをして終了です。

支払いは週払いでも月払いでもその日払いでもよいと言われましたが、利用回数や提供会員さんの意向によりそうです。

※上記はすべて私の住む自治体の情報になります。お住まいの自治体によってサービスや料金、利用方法は異なるので詳細はお住まいの自治体のファミリーサポートセンターまで問い合わせてみてください。

2.       筆者の利用体験記

利用を決めたきっかけ

保育園に通う3歳の長女は、まっすぐ家に帰らない子でした。お迎えに行ってもa遊ぶのが楽しくて教室から出てきません。やっと教室から出てきても「〇〇ちゃんと帰りたい」と言ってお友達のママが来るのを待ったり、自転車に乗るのを拒んで歩きたがり、遠回りして帰ったり、雨が降れば保育園から家までの水たまりを全部踏んで帰り…。「お友達のママは待っていられないよ」「まっすぐ帰るよ」と説明しても、その場では「わかった」というのですが同じことの繰り返し…。無理に自転車に乗せて連れて帰ったこともありましたが癇癪を起こしてもっと大変なことに…。

大人の足だと家~保育園まで1分の距離なのに、長女と帰るときは30分~1時間かかっていました。

つわりでつらい妊娠中も、妊娠後期の大きなおなかでも付き合っていたのですが、さすがに産褥期は付き合いきれない!産後のボロボロの身体で新生児の赤ちゃんを抱え、長女のペースに付き合ったらきっと私は長女に怒鳴り散らしてしまう!そんな未来が見えたので、産後1カ月はファミサポを利用しお迎えに行ってもらおうと決心しました。

利用するまで

まずは『自治体の名前+ファミリーサポート』で検索し、問い合わせ窓口を調べ、電話をしました。その後の流れはこうです。

依頼会員(利用者である私)からファミリーサポートセンターに電話

利用日、利用時間、何をしてほしいか希望を伝える

ファミリーサポートセンターから提供会員(お手伝いする人)に連絡

依頼会員の希望が叶う提供会員から依頼会員へ直接連絡

子ども含めて顔合わせ

実際の利用

顔合わせは自宅に来てもらい、提供会員さんの自己紹介、必要書類に記入、少し子供と遊んでもらって終了でした。お住まいのファミリーサポートセンターや依頼内容によって流れは違うかもしれませんが、私のときはこのような流れでした。

実際の依頼内容と様子

16時に保育園の預かり時間が終了するので、その時間にお迎えに行ってもらいました。利用時間は1時間で頼んでいたので、家に帰宅してから終了時間までは家で絵本を読んでもらったり、おもちゃで一緒に遊んでもらいました。

利用する前は、人見知りが激しく、内向的でママっ子の長女(3歳)が、赤ちゃんが生まれてただでさえ混乱しているのにお迎えの人が急に知らない人になって大丈夫かな…とかなり心配していました。ですが、蓋を開けてみたらそんな心配は杞憂に終わり、初日から最後の日まで毎日笑顔で帰ってきていました。そして、毎日絵本を読んでもらうのを楽しみにしていて、提供会員さんが帰るときは「またきてねー!」とベランダから声をかけて、会えるのを楽しみにしていました。

帰ってくる場所が母親のいる家であることや、産前に「赤ちゃんが生まれたら1カ月は〇〇さんがお迎えに行くよ。」と何度も説明した効果があったのかもしれません。

最初は夫に反対されていた

夫はファミリーサポートというサービスをよくわかっていなかったのでそこから説明しました。ですが、「ファミリーサポートを利用して、長女が誘拐されるかもしれない…」と私とは違った心配していました。

そこで、顔合わせは私だけではなく、夫も含めて4人でしよう!と提案しました。そして夫は顔合わせの日に有給をとり、顔合わせをして話しをしたところ提供会員さんの人の良さがわかり、安心して任せることを決めていました。

利用した感想

産後1カ月間ほぼ毎日お迎えに行ってもらっていました。長女の送迎時のわがままである「あっち行きたい」「こっち行きたい」も快く笑顔で受け入れてくださって、本当に感謝しかありません。

最後は長女も提供会員さんに甘えるようになり、提供会員さんが保育園にお迎えに行くと「まだ帰らない!」とわがままを言えるような関係になっていました。

産後1カ月間、赤ちゃんを抱えて、ボロボロの身体でお迎えに行かなくてよかったことで身体の回復が早かったように感じます。そして、心に余裕を持つことができました。

3.       ファミサポは怖いと呼ばれる原因は「よくわからないこと」と「トラブル」があること

ファミサポってよくわからない!解決方法は?

利用したいけど不安…そんなときはまず、ファミリーサポートセンターに問い合わせをしてみましょう!ファミリーサポートセンターに電話をして仕組みをよく理解すれば怖くありません。また、提供会員さんと顔合わせをしてその方と相性が合わないと感じたときはファミリーサポートセンターに正直にお話しすれば別の提供会員さんを紹介してくれます。

ドタキャンされる?

ファミサポ利用時のトラブルでドタキャンがあるそうです。お迎えを頼んだ日や予定を立てた日に急に提供会員さんが急にキャンセルになったら困りますね。私の利用するファミリーサポートセンターでは行く予定だった提供会員さんが急遽行けなくなった時には、管轄内の提供会員さんで行ける人がいないか探してくれるそうです。また、全く知らない人が当日来るのは…という人のために「顔合わせのみ」を事前にしてもらい、万が一に備えることも可能です。

私の場合はいざとなったら自分でお迎えに行くつもりだったのですが、私の頼んでいた提供会員さんは一度もキャンセルはありませんでした。

閉鎖的な空間で預けるのが不安…事故は大丈夫?

送迎以外に『子供を預ける』こともできますが、依頼会員の自宅か提供会員の自宅で見てもらうことになるので、どうしても閉鎖的な空間になり、それが不安だと感じることもあると思います。実際に、私も閉鎖的な家で赤ちゃんを預けるのは怖い!と思っていました。

長女が3カ月の頃にどうしても一人で病院に行かなくてはいけなくて、預ける必要がありました。そのときは親子広場(児童館より狭いところ)に提供会員さんに来てもらい、そこで見てもらいました。

親子広場ならスタッフさん、お母さん方もいるので初めてお会いする方でしたが安心して預けられました。

今は長女のお迎えをしてくれていた提供会員さんに3カ月の赤ちゃんを家で見てもらっています。産後に毎日のように家に来てもらっていて信頼関係があるおかげか怖いと感じたことは一度もなく、安心して任せてリフレッシュにお出かけできています。来るのが楽しみなくらいです。

プロではなくボランティアだから不安…

提供会員になるのに特別な資格はいりません。なので、不安を感じられる方もいると思いますが、私は安心して預けています。

その理由に、提供会員になるには説明会のほかに講習を受ける必要があります。そこで「保育の心」「子供の発達」「子供の遊び」「子供の安全と応急対応」などの講習を受け、子育てや保育に関する知識、小児看護の基礎知識などを学んでいるので全くの素人ではありません。

そして、私個人の意見としてですが、有償ボランティアではあるものの最低時給に届かない金額で講習を受ける必要があることから『子供がすき!』『困っている人を助けたい!』という熱心な方でないとできないことなのかなと感じました。

また、提供会員は複数いることから依頼会員からファミリーサポートセンターにクレームが入れば打ち切られたり、仕事(援助)を回してもらえなくなるということも想定できます。

あくまで個人の見解ですが、近隣に住んでいるというのも、なんとなく安心材料なのかなと思っています。

ただし、実際にファミリーサポート利用時に悲しい事故は起きています。

提供会員さんが信頼に足る人なのか、判断する必要はあると思います。

4.       結論:ファミサポは怖くない!

産後1カ月間の平日は長女の保育園のお迎えをお願いし、その後はリフレッシュ目的で利用し、赤ちゃんを1回2時間、月2回利用していますが、一度も怖いと感じたことはありません。

むしろ赤ちゃんを預けるときには長時間赤ちゃんを抱っこしてくれていて、重いのですぐおろしてバウンサーに乗せてしまう私よりも手厚いお世話をしてくれているように感じます。

提供会員さんに長女のお迎えをお願いできたおかげで産後一カ月は心に余裕をもって過ごすことができ、また、赤ちゃんを預けて一人でランチやカフェに行くとすごくリフレッシュできます。代わり映えのない日に色鮮やかな楽しみができたような気持ちです。

私は上記の体験記からおわかりになるように『怖い』とは無縁でしたし、トラブルも未経験です。

ただし、提供会員さんの性格、やり方、相性もあると思うのでまずは顔合わせをして、心配なら複数の目が届く児童館などで預かってもらうところから始めたらいいのではないかと思います。

こんなご時世ですので、近所に気軽に預かってくれる人がいるというのは心強いものです。いい人に出会えれば良きパートナーになってくれると思います。

この記事がお役立ちできると幸いです。

閲覧ありがとうございました。

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この記事を書いた人

2人の子どもを育てるアラサー主婦がワンオペで育児で学びえた自分と家族を大切にするためのライフハックを紹介します。
1人目は神経を研ぎ澄まして育てましたが、2人目で適度に力を抜けるようになりました。

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